2014年7月27日日曜日

今日のワイン : Claude Courtois "Un petit coin de Sologne" 2013

またまた更新サボってしまいました。

先週末はまたオーヴェルニュに行ってみたりしてたのですが、まあそのことは書けたら後々…(でも写真もほとんどないし面白くないでしょう、多分…というのが取り敢えず書かないでいる理由)。

ところで、久々に胸にぐっときた!ワインがこれです。
クロード・クルトワ「アン・プティ・コワン・ド・ソローニュ」2013年。
先週までヴァカンスにでていた店主が、いくつかのドメーヌ訪問をしてきたらしいのですが、そのうちの一つがクロードのところ。クロードには6月後半にモントルイユの「アミティエ・リ」というワイン・バーであった試飲会にて再会し、そのときに訪問を決めたみたいです。本当は私も一緒に行きたかったのに〜〜。店主が旅行日程を変更したせいで同行できなかったのでした…。(あーもう、本当に店主の予定は当てにならないんです!!)

で、店主が訪問の際に直接ワインを買い付けてきて、これもその中の一つ。昨日、棚に並んでいるのをみて、もう「あ、これ飲みたい!今日飲もう!」とピンときてしまいました。

ヴァカンスから帰ったばかりだというのに、また私に店番を任せて友達のところへ遊びにでかけてしまった店主に(←恨み節)これがどういうワインか聞く機会がなく、データゼロです。

最初、何の品種か全然わかりませんでした。でも、キラキラしたこの酸が美味しい!すっきりしていながら、底にちょっぴりねっとりとした雰囲気もあり。柑橘系のフルーティさも。少々ガスあり。

いや、そういうことよりも、なんかねえ、エネルギーが伝わってくる感じがしたのです。疲れてぐったりした心と体に染み入る…。
クロードの、あのいかにも働き者という感じの大きな体と、やさしく包み込むような話し方をふと思い出してしまいました。

アルコール度数9,98%(細かい!)と低めで、ぐいぐい飲んでも大丈夫(比較的)。

余談ですが、クロードは今年の初め頃、インポーターさんに招待されて初めて日本へ行き、とてもとても気に入って、フランスへ帰る飛行機の中で泣いたと言っていました。

さて、ワインの方は、時間がたって「これはソーヴィニヨンだな」と思いました。多分そうです。というかほぼ確信。土と干し草のような風味がね。

そして、塩っぽさが出て来て、控えめながら感じられる柑橘系の風味と相まって…「これはポカリXXXX!」。うーん、やっぱり体に吸収されやすく体に良いワインなんじゃない?

お店には一体あと何本残っているのだろう…。買っておかなくちゃ!
今日は休みだけど、勝手にシャッター開けて買ってきちゃおうかな?

2014年7月13日日曜日

サッカーの2014年ワールドカップ

今夜決勝戦のサッカーワールドカップ。フランスはベスト16で終わったので、本当にサッカー好きな人だけ見てる感じでしょうか?

フランスの試合の日は、TVを設置してサッカー中継しているカフェやレストランに人があふれていたようです。逆にTVのないところはガラガラ。こういう日は人気レストランでもドタキャンとかあるんでしょうね。

しかし、個人的にはフランスがあまり勝ち進まなくてホッとしています。
まず、サッカー大好きの店主からいきなり店番頼まれる心配なくなったし☆
今回はたまたまフランスの試合が私の出勤日だったので、彼は心おきなく当然のように欠勤していましたが。

まあ、フランスの試合の間はお客さんも来ないだろうなーと予想はしていました。いやしかし、これが意外に、サッカーの試合があるというのを全く知らない人もいたのです。こういうの関係ないっていう人もいるのは、まあ当たり前なのことなのですけどね。
当日、お客さんとの世間話で「サッカーの試合があるから、今夜はヒマだと思うんだ〜」と言うと、「え?そうなの?」と聞き返されたることもしばしば。また、試合開始直前に店主のお父様から電話があり、「彼は今ここにはいませんよ、TVの前にいると思いますよ〜」と言ったら、「あれ?サッカーの試合があるの?じゃあわざと携帯に電話して邪魔するとしよう〜♪」という返事…。おちゃめな人。
フランスがナイジェリア相手に戦っていたときには、ゴールを決めた直後に電話が鳴り…何かと思えば「美味しいワインを見つけたので試飲しませんか?」という常連さんからの業務的な連絡。試合見てないのね、あなた。

そういう私も店番している間、試合は見られませんでした。外からはTV観戦中の人たちの歓声が聞こえ、そのトーンからどうも好機があったらしいのは推測できたのものの、実際どうなったのかがわからず、なんだかもどかしい。音は聞こえるけど見えない花火みたいだ…。
なので、自分のiPhoneで、ニュースサイト速報で追ってみました。多少の時間差はあったものの、どういう経緯になったかはわかりました。で、ナイジェリア戦では、ゴールのたび(計2ゴール)に「退屈だー!」「客がこない!」と店主へ嫌がらせSMSを送ってみた。でも、彼は電話など見るヒマもなかったことでしょう。全く嫌がらせになってない…。

フランスがドイツに負けた翌日、店主がなかなか出勤してこないので「そんなにショックだったのか!?」とちょっと心配してしまいました。実はサッカーのことよりも、大口の入荷と配達があったせいで肩をこわし、痛くて眠れなかったのが辛かったらしい。それもまた心配ではあるのですが、「さすがにそこまでサッカー馬鹿ではなかっか」とある意味ではちょっとホッとしてしまった。

それにしても、サッカー観戦というと、やはりピザとビールが定番なのでしょうか?あまりワインは売れなかった気がします。これで優勝とかしたら、シャンパーニュが売れたのかも?

こういうイベントって経済に影響しまくりです。

どちらにしても、店主は先週からさっさと夏休みに出てしまったので、フランスが勝っていても私の出勤日には影響なかったのかな。

パリはそろそろ静かです。