2015年6月29日月曜日

フランク・コーネリッセン試飲、覚え書き

ご無沙汰更新です!!

5月下旬の週末、パリのエージェントの試飲会がありました。ロンドンの自然派ワイン見本市からの帰りにパリに寄った生産者たちを集めて、Le Perchoir(ル・ペルショワール)という屋上カフェ・バーにて。お天気も良く、周りに視界をさえぎるビルもなく、空に近くて気持ちよかった!!

生産者は数人でしたが、その中で一番人だかりが絶えなかったのがフランク・コーネリッセンのスタンド。誠実な人柄で、質問にひとつひとつ丁寧に答えてくれて、話を聞き入る人でいつもいっぱい。
試飲はムンジュベル2014年がメイン。区画違いのキュヴェが色々あります。それぞれ味が違うのですごい。(しかしメモがないので、どう違ったかいまいち覚えが…。)写真に写っていませんが、後ろのワインクーラーにロゼのススカルもありました。いつもより少し濃いめだったような。

実は前日に飲み過ぎて…あんまり万全じゃなかったので、どちらかというと生産者さんたちとのお話が楽しかった。

その中で、フランク・コーネリッセンが「太陽を当てれば良いってもんじゃない」と話していたのが印象深かったです。
日の光をいっぱい浴びると、糖度があがってタンニンも増えて…という単純な話ではなく、ぶどうが「焼けて」しまうのだそう。直接太陽に当てずに育てたブドウと太陽にさらされたブドウを見比べたとき、後者の方が色が濃いので「糖度が高く、熟している」と思い込みがちだけれど、実は糖度をはかってみると同じだったりするそうです。だったら、太陽から保護して、味がまろやかなブドウを作る方が良い、と。なるほど、緑茶も、例えば玉露なんかは日を当てないように布などをかぶせますもんねー(って、違う?)。なんだか目からウロコでしたー。

さて、突然の久々更新のうえに私事でナンですが、お店を6月初めに辞めました!
生活拠点をパリからブルターニュへ移すことになりました。
これからプロとしてどうワインに関わっていけるかはわかりません。とりあえずブラブラしようかな、と。もしかしたらこの世界と全くの無縁になってしまうかもしれません。でも好きな以上は、これからも飲み続けるでしょうし(笑)、試飲会に参加したり、生産者さんを訪問したり収穫のお手伝いにいったりできれば良いなーと思ってます。
そういうラフなスタンスで、もしもまた更新するときがあれば、どうぞよろしくです!