2013年5月8日水曜日

今日のワイン:Sébastien Bobinet "Greta Carbo" 2011 + 無手無冠 @ Autour d'un verre

パリに戻って早々、飲み仲間のYとSに連絡。いつものケヴィンのお店、オトゥール・ダン・ヴェールに早速ご飯を食べに行きました。

4月の下旬にさしかかったパリは、陽気が良く、日も延びて夜の8時半でもまだまだ明るい。ちょっと遅れて到着したら、すでにYとSがお店のテラスで飲み始めていました。私たちも白ワインをグラスでいただいて、3ヶ月ぶりの再会に、お互いの近況報告で話に花を咲かせました(ワインは何だったか忘れてしまった…)。

さすがにお腹が空いてきて、9時過ぎにやっとテーブルに。
私は前菜に白アスパラガス、メインは豚の肩肉煮込み、ジャガイモのピュレ添え。

Sも私と同じ豚肉、Yと夫は子牛肉。それに合わせるのに軽めの赤が良いねってことで、色々悩んだ末、目についたコレに決定。
セバスチャン・ボビネの「グレタ・カルボ」2011年。
ロワール地方のソミュール・シャンピニーのワインで、品種はカベルネ・フランです。
マセラシオン・カーボニックで造ったんだなというのがわかりやすいネーミング。男性陣は特にこの名前が気に入ったらしい…。あの女優さんになにか特別な思い入れでもあるのか…?
みんなは「美味しい」と、とても満足そうだったけど、私としては「うーん、思ったより酸がたってるなー…」という印象でした。まだ若いせいかも?(多分、蔵から出されたのはつい最近だと思うし。)でもとてもフルーティで口当たりは本当に軽いので、暑い季節に飲むのによさそう。

夫とSはデザートも追加。うう、美味しそうだったけど、私はもうお腹いっぱいで入らない〜…と、断念。
夫の注文したフランボワーズのタルト

さて、最後に、ケヴィンの承諾を得て、日本からおみやげに持ってきたお酒を開け、みんなで味見。
「無手無冠」と書いて「むてむか」。焼酎もつくっている高知県の酒蔵さん。
生酒はふつう要冷蔵ですが、パリまで運ぶ間中も低温保存するのは難しいので、酒屋さんに「常温でももつ(だろう)生酒」を選んでもらいました。
これは骨太なお酒!なるほど、ワインも、タンニンや酸などワイン自体を維持する要素が多く含まれているタフなものだと、多少難のある保管状態でもダメになりにくい。ワインも日本酒も、繊細なつくりだとこわれやすいということなのでしょうね(それは人間でも一緒か?自然の摂理?)。
昆布のような旨味、それと同時に磯っぽい風味。でも甘みが多く、かなりふくよかなお酒。
YもSも「こんなサケ(フランス語で日本酒は『saké』で定着しています)は初めて!」と喜んでくれたけれど、その他、酸すっきりの白ワインが大好きな人たちにはウケなかった…。まあ味の好みは人それぞれです。
キャップのデザインがカッコイイ。

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