Cはロゼワインで有名なタヴェル出身で、学校へ通っていた当時、みんなをタヴェルのワイン生協に案内してくれたりしました。実家の周辺にもワイン生産者がたくさんいるそうで、お店でも「あ、このワインの生産者の醸造所はうちのすぐ裏だよ」なんて教えてくれたりして、おもしろかったです。本人も「近所の知り合いのワインをパリの小さなワイン屋で見つけるなんて、なんだか変な感じ〜」と笑っていました。こちらも、そのワインとの距離が急に近くなったみたいで嬉しかったです。
店主がテイスティング用にとっておいたワインを開けてくれて、それを飲んでいたらついつい長居。日が長く、外はまだ明るくて、時間を忘れてしまいます。気がつけばもう9時。閉店を手伝ってから、ご飯を食べにケヴィンの店「オトゥール・ダン・ヴェール」へ。(いつも同じところばっかり行ってます…。)
さてここでは何を飲もうか?とワインメニューの黒板を見たら、一番上にタヴェルのエリック・プフェーリングのワインが。Cはエリックのこともよく知っているそうで、本当はワイン学校へ行っている間に醸造所を案内してもらう予定だったのに、なかなか都合が合わず、実現せずじまいでした。そんなことを思い出しつつ、「今日はこれだね」と即決。
「シュマン・ド・ラ・ブリュンヌ」2011年。
口に含むとねっとりした感じがあり、味わい深いロゼ。樽熟成のヴァニラっぽい風味で、まろやかさと重みがあり、つまみを食べながら飲むのにちょうど良い感じ。
夫は「うーん、山羊のチーズが食べたくなった!」と、迷わず前菜にオーブンで焼いた山羊のチーズ。ワインを先に決めてしまってから食べるものを選ぶと、選択肢がだいぶ狭まりますが…私はマリアージュ度外視でただ食べたい直感で豚の肩ロース肉をメインに。ちょっと脂身多めなお肉ですが、それでもこのロゼは負けてない。ラングロールのワインはうちのお店に入ってないので、飲んだのはすっごい久しぶりでしたが、やっぱり美味しかった!
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